病気の子どもに携わる多職種が連携するための勉強会
~入院や通院が必要な小児がんの子どもたちについて~
2021年10月23日に開催した勉強会では、主に白血病に代表される小児がんの治療が必要な子どもに、どんな入院治療が必要なのか、そして少しずつ復学する際に、どんな配慮が必要なのかを一緒に学ぶ機会として、全国より約130名の皆様にYouTubeライブ配信で参加頂き、ライブチャットを通じてリアルタイムに意見交換や講師への質問などを行いました。
参加者アンケートからのコメント
納富先生の講演をお聞きして、まずは一つのことを叶えたいということが、他職種の連携で少しずつつながり、そこから、また次のアイデアが浮かんで、みんなで画策し、だんだん大きな輪になって、いろんな取り組みにつながっていったのだと感じました。教員側の視点からだけでは成り立たないことも他職種で連携することでいろんな道が開けたのではないかと思います。 子どもたちが後で振り返ったた時、入院していたけれど、こんな素敵な経験もできた!と思ってもらえるよう、多くのつながりを保っていきたいです。 イベントに参加させていただき、貴重な時間を過ごせました。 ありがとうございました。
事例があり、分かりやすかった。 2年近く入退院を繰り返しており、特別支援学校に在籍している。元の学校へ戻った時、2年の月日はすぐ取り戻せると思っていたが、そうではないことが分かって反省した。また、子どもの思いを改めて思い知らされて良かった。
「病気が治ってから頑張ればいい」という言葉かけは、もう古いということを聞き、改めてハッとした思いになりました。病気が治るまで何もしないのではなくて、常に繋がっているということを実感できるような関係作りをしなければいけないと思いました。
岐阜県で学習の機会均等化を図ることを目的として活動しているNPO法人です。病気療養中の子たちにも学習支援を…と思っていたのですが、果たしてニーズがあるのか?と疑問でした。セミナーのおかげでその考えも払拭され、まずは岐阜の現状調査から始めたいと思います。ありがとうございました。 また、これからも勉強させてください。
院内学級の存在を知っていたが、家族やこどもの気持ち十分に理解していなかった。どのようなことに配慮すればよいか、具体的な希望を聞き、支援していくことの大切さを知った。特に高校での出席への配慮があれば、留年しないで済む。それを求めていく権利があるのだから、現在の制度を変えていく働きかけをすべきではないかと考えた。
次は小・中学校もしくは高校や教育委員会の話も聞いてみたいです。紹介のあった相談窓口の実態や症例に関わった各機関の報告など共有できると勉強になります。
小児科外来看護師です。 小児科ではネフローゼなど入退院を繰り返したり、糖尿や骨系統疾患等で通院を頻回に必要な方もいたり、中にはカウンセリングが必要にな方や、家庭の事情が複雑な方やなど、子供達が病気を抱えて、学校生活や受験を抱えていくにはとても複雑だなぁと思っておりました。 納富先生や三好先生のお話を拝聴させて頂き 大変勉強になりました。 外来としてサポート出来る事は何か、子供達や保護者の方にも、随時話を聞きながら、その時々を寄り添って行きたいと思いました。 ありがとうございました。
学校現場で働こうとしているものとして、長期入院している子どもに対して復学前から支援していくことで安心して復学できる環境を作ることができるということがわかり、大学では学ばない学びができてよかったです。
録画編集アーカイブ版の視聴について
下記のイベントページより当日参加できなかった方も視聴できるようにアーカイブ配信をしております。ぜひお時間あるときにゆっくりとご覧ください。SNS等でのシェア、友人知人へのご紹介も大歓迎です。
次回、第3回の勉強会も現在企画を進めておりますので、詳細が確定しましたら皆様にメールやWEB/SNSを通じてお伝えさせて頂きます。楽しみにお待ちください。