車椅子を利用する子どもや若者も一緒に交流したり就労体験できるように、昨年（2018）7月にポケットサポート支援拠点（事務所）をバリアフリー改修しました。日本郵便年賀寄附金とクラウドファンディングにより資金調達を実施して、日本全国の支援者の皆様と一緒に夢を実現させることができました。
今回は実際にバリアフリー改修を見積もり段階からお世話になった、【株式会社ネストコーポレーション岡山】様を改修工事の流れとともにご紹介したいと思います。
改修工事前の様子
改修工事前の玄関は階段になっており、車椅子で登ることはできませんでした。また、そのままスロープにすると急勾配になるため、改修計画段階から難題とぶつかってしまいました。
ネストコーポレーションの松岡社長、西村専務に何度も来ていただき寸法を測ったり、アイディアを出し合いながら、打ち合わせを重ねました。
今回の改修工事は日本郵便の年賀寄附金助成として採択されないと資金的に実現できないことでしたが、本当に親身になって相談に応じていただき、松岡社長、西村専務には感謝しております。
改修工事中の様子
改修工事は夏休み中の子どもたちが８月から利用できるように、７月末に完成するスケジュールとしました。ポケットサポートとしても約５００万円という資金が動く一大プロジェクトのため、不安も多くありましたがご近所への挨拶や細やかな工事進捗報告、壁紙や床材の選定なども着々と進んでいきました。
ちょうど工事期間中に発生した西日本豪雨災害により物流遅延や職人不足にも、なんとかスケジュール調整して休日返上で楽しみに待っている子どもたちのために対応しますと言ってくださったときには、「ネストコーポレーションさんにお願いしてよかった」と感じました。
安心して工事依頼できた理由と実感
改修工事が終わってもうすぐ１年が経過しようとしています。実際に車椅子を利用する子どもが遊びに来たり、若者が就労体験をする場として支援拠点を有効活用することができています。
改めて振り返ってみて、安心して工事を依頼できた理由と実感したことを３つ紹介したいと思います。
見積もり段階から細かな要望にも対応
健常者も車椅子を利用する方も両方が利用できるように限られた設置スペースを最大限に活かしたプランをご提案いただきました。限られた予算の中で、階段の新設や配管の配置換えなども柔軟に対応していただき、安心して工事完了までお任せすることができました。
ポケットサポートの活動内容にも共感
ポケットサポートを利用する子どもたちの様子や活動内容を知りたいと、ポケットサポートの認定NPO法人取得をお祝いする感謝祭にも松岡社長、西村専務お二人で参加いただきました。
ポケットサポートの役員や、ボランティア学生の声、車椅子を利用するエバンジェリスト下川と名刺交換する機会もあり、「改めてみんなの夢実現のため気合を入れて頑張って工事しないといけない」と感想をお聞きしました。
私たちポケットサポートとしても、今回のプロジェクトを通じて、病気を抱える子どもたちを支えるポケットサポートを応援していただけるファンを増やすことができたと感じました。
豊富な施工実績と地元密着の対応力
これまでネストコーポレーション岡山さんが施工されてきた施工実績や、Facebook等を通じて発信されている地元密着の取り組みがあるからこそ、丁寧であり豊富な知識の中から最適なプランをご提案いただき、また技術力の高い職人の方々に工事をお願いできたのではないかと感じています。
他の工務店などと比較することはできませんが、地域密着だからこそ細かな心配りや、思いの込められた対応など、松岡社長や西村専務だけでなく職人の方まで行き届いているのではないかと感じています。
まとめ
今回はポケットサポートが2018年に実施した一大プロジェクト、支援拠点のバリアフリー改修工事の様子をご紹介しました。同じようにバリアフリー工事を行う事例は少ないかもしれません。たくさんの施工業者がある中で私たちポケットサポートはネストコーポレーション岡山さんとの出会いで大きな夢であった車椅子の子どもたちも入れる支援拠点を実現することができました。
地域密着で取り組まれている企業の方と一緒に、地域の社会課題を解決していくことで、ポケットサポートのファンを増やすことにつながる。そんなことも今回のプロジェクトを通じて実感したことの一つです。
みなさんのNPO活動においてもパートナー企業さんとの関わり方、ファンの増やし方について考えてみてはいかがでしょうか。ポケットサポートの活動を支えていただいているネストコーポレーション岡山様にバリアフリー工事や事務所改装などお気軽に相談ください。きっと松岡社長、西村専務が要望を叶えてくれますよ！
