以前、教室同士で遠隔授業を行う際に学校の現場でアドバイスさせてもらったことをまとめました。学校内は暖房設備が整っている部屋ばかりでなく、インフルエンザが流行っている時期だったこと、退院直後ということで教室内でテストを受けるのが難しいと判断し、学校側から合理的配慮として実施されたものです。
①温かい靴下・厚手の靴下
寒さ対策の基本として、足元を温めることが大切です。教室の廊下や床は底冷えが強く、学校によっては暖房設備が整っていないところも見られます。
疾患の治療の状況によって、体温調節ができないお子さんの場合は衣服で調整することが大切になってきます。
②温かく保温できる素材を使ったサンダルやショートブーツ
①と同じく足元を温めるために使います。移動教室はもとより、教室内でじっと座っているときに温かさを持続することにつながります。
中綿が入っているものや裏地がついていたりと、しっかり保温できる素材のものを選びましょう。
足首くらいまで覆えるショートブーツの様な形のものだと、足首周りの冷えも防止できるためオススメです。
③貼るカイロ
衣服の中や足元以外に冷える場所を温めるときに使います。
お腹が冷えることで腹痛や下痢につながるケースがあったり、腰や背中の冷えは体全体に影響します。免疫力の低下にもつながることもあるので、足元だけでなく体の保温に使用します。
手持ちのカイロは手先の冷えを防ぐために使ってください。
④膝掛け・厚手のストール
短めのズボンやスカートを着用する児童・生徒の場合、ひざ掛けなどがあると良いです。
それ以外でも、教室の椅子の座面が冷えていることもありますので、座布団代わりに敷くこともできます。
上半身が覆えるくらいの形状のものだと、肩からかけるのにも使えたり、移動教室や体育館に持って行ったりもできるので良いと思います。
冬場の快適な学校生活をめざして
冷えによっては、免疫力の低下や、病状の悪化や体調不良につながります。
復学する際、学校側へ合理的配慮として相談してみましょう。
特に今、新型コロナウイルス感染症の対策として、換気を頻繁にするため、このようなグッズがあると教室で過ごすときにとても良いと思います。
その他、マスクも実は防寒グッズとして役立ちます。外を歩いているときも、マスクがあるのと無いのでは、顔回りの温かさが変わります。
寒い冬、受験シーズンやテストを頑張って乗り切りましょう!
皆さんに素敵な春がやってきますように・・。