最近は「いよいよ春が近づいたかな」と思うほど気温が高く過ごしやすい日があったと思えば、風が冷たい日もあるなど、寒暖差で体調等を崩されないようにお過ごしいただければと思います。
さて今回は「子どもが興味を持ってくれる話題作り」ということをテーマにお伝えしたいと思います。
この記事を書いている私はポケットサポートでスタッフをさせていただいている事とは別に、普段の平日は放課後児童クラブの職員として働いています。そのため普段の仕事や週末に開催しているポケットサポートのイベント等でも子どもたちと関わる機会を多く得られています。

そんな私の個人的な視点から今回のテーマである「子どもが興味を持ってくれる話題作り」をお伝えさせていただければと思います。皆様の何かの参考に少しでもなっていただければ幸いです。
私の個人的な主観にはなりますが、普段の放課後児童クラブに入所している子どもたちや、ポケットサポートのイベントに来てくれる子どもたちとも比較的すぐに打ち解けることが出来ているような気がしています。子どもたちと私の精神年齢が同じくらいなのも要因の1つの気もしています。
さて今回のテーマの「子どもたちとの話題作り」を行うために、私は子どもたちとの距離を近づけた方が、会話が盛り上がりやすいと感じています。その距離を近づけるために一番簡単なこととして私は子どもたちから呼ばれる「名前」もしくは「ニックネーム」だと思います。

私はポケットサポートのイベントが始まる時に行っている恒例の自己紹介の時に「カニ」と名乗っています。とくに本名とはかすりもしていません(笑)
由来はポケモンと言うゲームに出てくるカニのポケモンが好きなのです。(笑)
「カニ」と名乗りすぎて、普段ポケットサポートで作業のお手伝いをしている時でさえスタッフたちから「カニくん、カニくん」と呼ばれており、本名で呼ばれることはほとんどありません。
イベントの時もスタッフたちが私の事を気軽に「カニくん」と呼んでくれるので、イベントに初参加の子どもたちも初対面の大人を本名で呼ぶより比較的呼びやすそうに呼んでくれます。イベントが後半に突入したころに初対面の子どもたちから「ねぇねぇ!カニくん!ちょっと来て!」などと声を掛けてもらえると、「あ、慣れてきてくれたかな」と思い嬉しくなります。
ニックネームなどで少しでも子どもたちの気持ちがこちらに向いてきたら、次に私は子どもたちと会話をしていく中で盛り上がれるような題材を探すために「その子どもが何を好きか?」を見つけるようにしています。

子どもたちも全く興味がない事柄の話より、自分自身が好きなこと、好きな題材の方が前のめりに会話に参加してくれるが多いと思っています。これは子どもたちだけではなく、私たち大人も一緒かもしれませんね。
子どもたちの好きなことを把握するために、私は色々と試してみたりします。元気で活発な子どもたちには、直接「何か好きなものがある??」と聞いてみると「僕は○○が好き!!」と教えてくれる子もいます。
しかし中には恥ずかしがって自分からは言えない子もいます。初対面だったり信頼関係ができていないタイミングだと圧倒的に後者の方が多い気がします。なかなか初めて会った大人に自分のことを話すことは勇気がいると思います。大人になった今でもハードル高く感じることがあります。
そんな子どもたちと会話を広げるために、私は子どもたちと接する中でその子どもたちが持っているキーホルダーやグッズ、身に着けているものなど色々なものを意識して見てみるようにしています。自分が身につけているグッズで興味が薄いものはあれど、嫌いなものを身につけている子どもは少ないです。そういった物を観察して子どもたちの好きなものや、私との共通の話題を見つけるようにしています。

実際に子どもたち持っている中でゲームのグッズやポケモンのキーホルダーなどを持っていたとき私は内心「お!ポケモンだ。ポケモン好きだと嬉しいな」と思います。「お、ポケモンの〇〇じゃん!かっこいいよね!僕も好きだよ」と様子見の問いかけを投げてみて子どもからの反応が良かった時は心の中でガッツポーズをしています。
皆さんも一度は聞いたことある子どもたちに人気のポケモン。私自身が子どもの当時から夢中になってゲームで遊んだりテレビで見ていたポケモン。大人になって社会人として働いている現在も、ポケモンの新しいゲームの発売日にはお休みをとって遊ぶくらいには大好きです。
そんなポケモンですが現在2025年3月時点で、全部で何種類のポケモンいるか皆様はご存じでしょうか
なんと現在1025種類のポケモンがいるんです。いつもこの話を大人の方にお伝えすると圧倒的な数に皆さん驚かれます(笑)
そんなポケモンを子どもたちが知っていた時は、私はその子が好きなポケモンの話など、いろんな話題につなげながら子どもたちに刺さる話題を探していきます。ポケモン自体の話で盛り上がることもあれば、他のことでも子どもたちは割と喜んで話に乗っかってきてくれます。
例えば、私が普段勤務している放課後の児童クラブで私と子どもたちとの間で流行している遊びがあります。それは「あなたは何タイプ?」と「ポケモンクイズ」の2つです。

一つ目の「あなたは何タイプ?」とは簡単に言うと【ポケモンを使った占い】です。この遊びは児童クラブの子どもたちの発案の遊びなのですが私も割と盛り上がれる遊びです。
ポケモンには、水辺に棲む水タイプ。電気を使える電気タイプや力が強い格闘タイプ。といったいろいろなタイプがあります。そんなポケモンのタイプに自分を当てはめる遊びです。ちなみに私は寒くなってくると人より多く静電気を発生させているので「電気タイプ」です。子どもたちも「私は水泳習っていて泳ぐの得意だから水タイプ!」「おれは石頭だから岩タイプ!」と面白い答えを聞かせてくれますよ。
二つ目の「ポケモンクイズ」は分かりやすくポケモンのクイズですが、児童クラブの子どもたちと私の間で行われている「ポケモンクイズ」は少々難易度が高めです(笑)
例を出してみると「Q:水タイプと岩タイプのポケモンを5匹答えよ!!」という問題が飛び交っています。
子どもたち同士で必死に知恵を合わせて考えながら、時に楽しそうに話しながら答えを探しています。高学年の子どもからは、もう少し問題が難しくなります。「Q:ポケモンの図鑑番号25番はなんというポケモン?」という問題まで飛んできます。(ちなみに25番はピカチュウです)そんな遊びを駆使しながら子どもとたちが興味の持てる話題を見つけています。
さて長くなってしまいましたが、テーマである「子どもたちが興味を持ってくれる話題」を にも、私は子どもたちが好きなこと、やりたいことに全力でのっかり自分も興味をもって楽しむ姿を見せる事で会話が広がっていくものだと考えています。
これは子どもたちと関わることがある大人の方たちなら無意識のうちに行っているかもしれません。子どもたちから「これをひとりで作ったんだ!」と声をかけられたとき皆さんはどのように言葉を返してあげるでしょうか?

皆さん自然に「すごいね!」などといった肯定的な声かけをされる方が多いのではないかと思います。そこに加えてもう一歩子どもたちの話題や好きなことに対して、私たちが乗っかって見るとそこから急に話が広がることが多くあると思います。
先ほどのポケモンの話題でもそうですが、子どもたち以上のリアクションをこちらが見せても子どもたちはすごい喜んで話をしてくれます。逆に私自身が知らないゲームやアニメ、おもちゃなどの話を子どもたちから振られたときは「お、ラッキー」と思います。私が知らない題材を知るチャンスだと思います。
次の子どもへの話題の引き出しに新しい知識が増えますし、詳しく聞いていくと話を振った子どもも楽しく教えてくれますし、まさに一石二鳥という感じです(笑)
今日お話させていただいた「子どもたちが呼びやすいニックネーム」「子どもたちの好きなものを探し当てる」「その好きなものに対してしっかりと自分も興味を持つ」の3つのことをお伝えさせていただきましたが、冒頭部分でお伝えしたようにかなり私個人の主観的考えが多く入っています。
読んでいただいている皆様が今日お伝えしたどこかの部分でも「あぁ、わかるわかる」「なるほど試してみようかな」と思っていただければ何よりも嬉しく思います、最後になりましたが拙い文章でしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。