今回、紹介する直島からの応援団は直島町立直島幼児学園の前園長 大賀のり子先生です。
私(ポケサポ代表三好祐也の母)は、息子が発病するまで幼児学園に勤務していた保育士でした。
息子(祐也)は、幼児学園 年長組でのクリスマス発表会の翌日、嘔吐が始まり近くの小児科を受診、そのまま入院しましたが、難治性ネフローゼで岡山大学病院に転院しました。
私の同僚である幼児学園の先生方は、息子の病気を心配してくれるとともに、私の心のことも心配してくれました。
3か月たっても病状は良くなることはなく、卒園式を迎える頃も退院することはできませんでしたが、直島から病院に卒園証書を持ってきてくれて、病室で卒園式をしてくれました。
直島は、幼児学園の隣に小学校、その隣に中学校があり、運動会や文化祭も幼小中合同で行われます。なので、小学生になっても入退院を繰り返す息子のことを知って、いつも心配してくれていました。
先生は長い年月 幼児学園で幼児教育に携わってきました。
病気など困難を抱えた多くの子どもたちにも出会い、その個々の子どもたちに応じた保育環境を整え、配慮ある保育をしてくれました。入学に際して小学校との連携のための話し合いの場を作ったり、保護者の不安を聞いて相談を受けたりしていました。
息子が、ネフローゼを発症したとき、すごくショックを受けた私は、大賀先生に「子どもは、いつも元気で病気になるとは思わなかった」と、話をしたそうです。
それから、幼児学園では、より一層 子どもたちの身体と心の健康観察などの配慮を心掛けるようになったそうです。
先生は、NPO法人ポケットサポートを立ち上げたとき、息子(祐也)が元気に活動していることを、とても喜んでくれて、ずっとポケサポの応援団でいてくれています。
今は、病気を抱えながらも家庭を持ち、お父さんになって、より親の思いに寄り添い、病気の子どもたちの支援活動を頑張っていることが、嬉しいそうです。
病気の子どもたちが、未来に希望をもって成長していくことを願ってくれています。
大賀先生 これからも応援よろしくお願いします。
(文:三好香寿美)