今回はポケットサポート応援団(パートナー企業)の肥後薬局さんを紹介します。
社長でもある肥後先生とはライオンズクラブの講話でお話をさせていただいたことをきっかけに、同じ地域で活動するポケットサポートの応援団になってくださいました。
地域で患者さんを見守ってきた肥後薬局
岡山県精神科医療センターのすぐそばにある肥後薬局は、同病院の患者さんはもちろん、地域の患者さんたちが多く訪れます。
長く地域で薬局を営まれていた、肥後先生は地域で時代の流れをずっと見守ってこられました。
昔は精神疾患の人たちは家に隠す傾向があったんだよ。お家から出て来なくて、地域からも隠れていたんだ。
それが、薬が変わって、社会が変わって、イメージが変わってきたんだよ。長い間で、少しずつだけど、偏見が薄くなってきたと思いますね。
薬局内の雰囲気もとても温かく、肥後先生はもちろん、スタッフの方々も患者さんに温かく寄り添われている様子が伝わってきます。
うちにくる患者さんはとてもかわいいんだよ~こだわりは強い人とか、ストレートな表現する人は多いけどね!
患者さんとのエピソードを、とても楽しそうな雰囲気で語ってくださいました。
ポケットサポートへの思い
精神科医療センターには院内学級が設置されていて、ポケットサポート代表の三好はそこの立ち上げの頃からボランティアで関わってきました。
なぜ、ポケットサポートのサポート企業になってくださったんでしょうか?
あとポケットサポートの活動への思いなどあれば教えてください。
三好さんの話を聞いたときに、今もずっと病院にいる子どもたちに関わってくれてることにとにかく「ありがとう」と言いたい気持ちからです。
入院している子どもたちは目標や、やる気を失ってることが多いと思うから、三好さんみたいに弱者と決めつけないで、関わり続けている人はとても大事だと感じます。子どもたちは「できること」は多いはずなんだよね。特に精神疾患は、不注意があったり、こだわりが強かったりするけど。
それって誰だってあることだと思うんだよ。抑うつ傾向だって。ただ、それが慢性化しちゃうことで「病気」と呼ばれるわけだからね。
子どもたちにこうなりたいとかっていう「最終目標」を持たせてあげて欲しいな。それと、もっとポケットサポートの活動がいろんな人の目に触れられるようになっていってほしいです。
病気を抱える子どもたちへのメッセージ
子どもたちに伝えて欲しいことがあって、それは誰にでも「感謝をした方が良い」ってこと。いろんなことが「当たり前」だと思っちゃいけない。
それと、「自分はこういう個性があるから」と周りにちゃんと伝えられるようになってほしい。
病気を抱える人たちを地域で支えていくためにはどのようにしたら良いと思いますか?
子どもたちも大きくなっていく中で「何かの役に立ちたい」と思うときがある。そうなったときに役に立てる場所があるといいよね。
それが、薬局であってもポケットサポートであっても良いと思うんだ。人の役に立てる喜び、人の生活に関わる喜び、これからも子どもたちの将来が思いやりに溢れるようにこれからもなっていくといいな。
まとめ
ポケットサポートと同じ地域で営まれている肥後薬局。
地域で病気を抱えている人たちを支えているというところでは同じ志を持っています。
病気があっても、地域で安心して暮らしていくためにはとても必要な場所です。
薬局という場所を通じて、病気を抱える人たちを地域で支えるというポケットサポートと同じ志を持っている企業でした。こんな風に温かく地域に住んでいる人たちを支えてくれる薬局が、みなさんの近くにもあるんじゃないかなと思います。