7月27日(土)に岡山国際交流センターで開催された「キャッシュフローゲームで投資にチャレンジ!!」についてレポートいたします。
このイベントは岡山県・岡山市・倉敷市 令和6年度小児慢性特定疾病児童等自立支援事業および<ろうきん>働く人と子どもの明日を応援するプロジェクト2024助成事業により実施されました。
そもそもキャッシュフローって何?と思った人もいるかもしれませんね。(レポートを書いている私も、お金に関係すること?くらいのイメージでした)簡単に言うと「お金の流れ」「入ってくる現金と出ていく現金の流れ」のことだそうです。
今回は、「金融・財務・投資」の基本的な知識や流れを、遊びながら学べる世界初のボードゲームを使って、投資にチャレンジです。
午前の部は、小学生とその家族の方たちが数組参加してくださいました。まずは参加者やスタッフの自己紹介から始まりました。名前以外に、今回のキャッシュフローゲームにちなんで「お金がいっぱいあったら何に使いたいですか?」の質問にも答えてもらいました。
皆さん、この質問に夢いっぱいの顔で答えてくれました。「北海道旅行に行きたい!」「自分のための温泉スペースを作りたい!」でも、こんな心洗われるような使い方も出てきたんです。
キャッシュフローゲームを指導してくださる池本さんは「たくさんのトレーラーハウスを能登の被災者に贈りたい」着眼点が愛に溢れてますねー。
最後の番になった小学生の男の子は「自分のためじゃなくて、人の役に立つことに使いたい」
自分のことしか考えてなかったスタッフ(はい、私です)は、遅まきながら反省。「ハワイに別荘」よりも大事なお金の使い方を教えてもらいました。
会場の空気が盛り上がったところで、広島からお越しいただいた中国労働金庫 営業推進部の高木さん、藤島さんから「お金について学ぼう 〜めざせ!お金マスター!!〜」と題して、「お金の種類」と「銀行の仕事」のお話をうかがいました。
新紙幣が発行されたタイミングもあって、実際に新紙幣を見せてもらったところ3Dホログラムに感動の声が上がります。紙幣のデザインが変わるのは20年ごとで、偽札防止の意味があるということを教えてもらいました。
また銀行は、みんなから預かったお金を大きなお金が必要な人に貸すことによって「みんなの幸せを応援している」会社だと説明してくださり、小学生もわかりやすい説明に大きく頷いていました。
最後に「お金のクイズ」にチャレンジです。
ここでこの文章を読んでくださっているあなたに質問です!
「1億円分のお札の束は、どのくらいの重さになるでしょう?」
何kgくらいだと思いますか?
答えは約10kgでした。
私は意外に軽いと思ったんですが、まあ一生のうちに1億円の札束を抱えることはないでしょうから(笑)重くても軽くても心配無用ですね。
そして、いよいよキャッシュフローゲームに挑戦です。このゲームを教えてくださる池本さんの解説をよーく聞きながら、3グループに分かれてスタートです。将来なりたい職業を選んで、お給料から株や不動産に投資していきます。お金の使い方にはその人の個性が出ますね。
小学生も保護者の方も、電卓片手に本気で楽しんでいました。
午後からは高校生以上が対象ということもあって、中国労働金庫の方のマネー講座も、キャッシュフローゲームも難易度高めです。スタッフもグループに入って電卓と金銭出納帳を握りしめ、ラットレースを抜け出すためにはどうしたらいいか頭を悩ませました。
みんな集中しているので、ゲームの基本時間を1時間と設定していたのですが、1時間が経過するのがあっという間でした。
将来、カフェを経営したい夢をもっている参加者の大学生は、「ハマったので、またやりたいです!」と終了後も名残惜しそうでした。
子どもの頃から、このようなお金について学ぶ機会を得ることは大変貴重だと感じました。
有意義な一日になるようイベントを支えてくださった中国労働金庫の高木さん、藤島さん、キャッシュフローゲームの池本さん、そして暑い中参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!