倉敷市水島で”防災謎解きゲーム地震編”に挑戦!

活動記録

今回は11月10日(日)13時から、水島愛あいサロンで行われた「防災謎解きゲームに挑戦!〜地震編〜」の様子をお知らせします。

ポケサポのイベント会場として使うのは初めての水島愛あいサロン。
この暑さはいつまで続くのかと心配されていた気候ですが、過ごしやすい秋を迎えたこともあって外の駐車場横ではフリーマーケットのテントが立ち並び、会場のお隣のフロアでは歴史講座の講演に集う人たちで賑わっていました。

そんな中でポケサポも、いざというとき役に立つ防災謎解きゲームに挑戦してもらいながら、秋のひとときを参加者の方々に楽しく過ごしてもらおうと、張りきって準備に取りかかりました。

今回の講師は、前回の総社の防災謎解きゲームのイベントでもお世話になった防災士の太田裕之さん、またの名を、おおたピッカリンひろゆきさんにお越しいただきました。

防災謎解きゲーム地震編に挑戦

参加のご家族も集まったところで、挨拶の後は2チームに分かれて防災謎解きゲームに挑戦です。

総社のときは水害編でしたが、今回は地震編です。今年は年明けから能登の大地震があったり、南海トラフ地震の情報が話題になったりしているので、他人事とは思えないですよね。我々もしっかり勉強しなくちゃ!

謎解きに与えられた時間は45分間。

始める前は「そんなに時間がかかるかなー。」「すぐに進めるんじゃないの?」と、みんな気楽に考えていたようですが、途中からどんどん難易度は上がっていき、ああでもないこうでもないと各チームで盛り上がっていました。

子どもたちはもちろん楽しんでいましたが、特筆すべきはお父さん、お母さん、ついでにスタッフも含めた大人たちが謎を解き明かそうと大奮闘!謎解き最後の防災ハンドブックにたどり着くまで45分たっぷり時間がかかりました。

謎が解けたときの爽快感はクセになりそうでしたね。あー楽しかったぁ!

防災士から学ぶ地震の際の注意点

休憩を挟んで防災士の太田さんから、パワーポイントを使って地震の注意点を教えていただきます。

「家に消火器はあるかなー?」・・・あったと思うけど、すぐに使えるかなぁ?
「災害用伝言ダイヤルの使い方って知ってる?」・・・かけたことないから、わからないよねー。
「避難する前に窓のカーテンを閉めるのがいいのはどうしてだと思う?」・・・それより早く逃げたほうがいいんじゃない?

笑顔で問いかける太田さん。聞いているみんなの顔も真剣です。私も災害用伝言ダイヤルという名前は聞いたことがありますが使ったこともないし、電話番号も覚えてはいませんでした。警察は110番、消防署は119番、とすぐに出てくるんですけどね。

これからは災害用伝言ダイヤルは171番、とスッと出てくるように意識しておきたいと思いました。
避難前に窓のカーテンを閉めておくのは、割れたガラスの飛散を防ぐのに有効だからだそうですよ。

講義の途中で、試食用の非常食も作りました。レトルトパックのアルファ化米(炊いたり蒸したりしたご飯を、熱風で急速乾燥させたお米)に熱湯を注いでよく混ぜてフタをした後、15〜20分間待ちます。

太田さんのお話が終わる頃には試食タイムがやってきました。災害時には食器洗いもままならないことを想定して紙皿にラップを敷いて出来上がったご飯をつぎわけます。わかめご飯も五目御飯も、どちらもおいしいと好評でした。

新聞紙を使って、避難所で役立つ工作

試食の後は新聞紙を使って、避難所で役立つ工作の時間です。
まず初めはコップとお皿です。新聞紙でコップってどういうこと?と最初は思いましたが新聞紙で作ったコップでもビニール袋をかぶせれば液体を入れることができるんですね。確かに!

次はスリッパを作りました。避難所の中で土足のままでは歩けません。かといって、避難時にスリッパを家から持ち出してくるほどの余裕もない場合が多いはずです。そんな時にこのスリッパは便利です。履き心地もなかなかのものでしたよ。

まとめ

盛りだくさんの内容で、あっという間の2時間半でした。
参加者の皆さんは、手作りコップやスリッパ、そしてお土産の非常食ご飯を持って、笑顔で会場を後にされました。

今日学習したことを、実際に使う日が来ないようにと願いながら、それでも日頃から「備えあれば憂いなし」を実践していかなければ、と感じたイベントでした。

おおたピッカリンひろゆきさん、大変お世話になりました。また機会があれば防災、減災のアレコレを教えてくださいね!

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