いよいよ本日から、JAMMIN合同会社とのコラボ企画「チャリティTシャツ」の限定販売がスタートしました!7月1日から1週間、7月7日(日)24時までの期間限定です。今回はチャリティによる活動資金で、どのようなことを実現したいかご紹介したいと思います。
JAMMIN×ポケットサポートのコラボ企画スタート
JAMMINさんはいろんな社会課題に立ち向かうNPO/NGOとコラボレーションされていて、よく知っている団体や親しくさせていただいているところもコラボしていたので「いつかはポケサポも!」と思っていたところ、JAMMINさんから声をかけていただきました。
デザインを考えるにあたってのインタビューもしっかり丁寧にしてくださって、素敵な記事を書いていただきました。今回のチャリティーによる寄付金は、子どもたちやご家族と楽しむ、ポケサポ夏の恒例イベント「ポケサポ夏祭り2019」の開催や、病気を抱える子どもたちの学習・交流支援事業に活用していきます。
子どもらしい夏祭りの思い出を届けたい
ブログを読んでくださっているみなさんも、夏にはいろんな思い出があるはず。
お祭りに出かけけたり、時間を忘れて友達や家族といろんな話しをしたり、かき氷を食べて頭がキーンってなることも、他にもいつもはできない体験にチャレンジしてみたり。
ポケットサポートではNPO法人立ち上げの前から、夏に交流できる場づくりをしてきました。
「車椅子でも入れる会場を」
「炎天下に外にいるのはしんどいから、空調が効いている室内で」
「縁日の体験がしてみたい」
「テレビでしか見たことのないうらじゃ踊りをしてみたい」
「わたがしや、たこ焼きを屋台で自分で作ってみたい」
病気の治療のために我慢しないといけないことが多い子どもたちの、いろんな夢を叶えてきた夏祭りです。病気を抱えている子どもたちも当たり前のように安心して夏祭りを楽しめる、そんな環境を今回のチャリティTシャツ販売による活動資金の寄付で実現したいと思います。
楽しみは治療への前向きな意欲につながる
NPO法人を立ち上げる直前の夏祭りのことです。
1年ほど前から入院していた、ダイスケ君(仮名)がいました。 検査のために他の施設に行くために外出しただけで、病院からは出ていませんでした。車椅子の生活が続いて、リハビリも頑張っているけれど、なかなか立ち上がって動くところまでは困難な状態でした。
そんなある日、ポケットサポートの夏祭りがあることを知ったご家族が、病院とポケットサポートに相談してくれて、当日の体調をみて参加する許可をいただきました。
ダイスケ君は野球グッズをいつも身につけているくらい、野球が大好きな男の子です。そんな彼も含め、縁日体験にストラックアウト(野球ボールを投げて的に当てるゲーム)を準備していました。
いざ当日、ダイスケくんはご家族と一緒に来てくれました。満面の笑みでニコニコしながら、まだ真っ白だったホワイトボードに「ポケサポ夏祭り」と好きなゲームのキャラクターのイラストを描いてくれました。
調理実習では一緒にできる作業を体験して、美味しい夏野菜カレーを作ってスタッフや友達、家族と一緒に楽しんでいました。
そして、ストラックアウトを目にしたとき「これがしたい」と言ってくれたので挑戦することに。車椅子の子どもたちもいるので、座って投げられるように工夫していました。ダイスケくんも、この日はいつものように車椅子に乗っていました。
何回か投げたあと、「立って(ストラックアウト)やる」と言って、車椅子から立ち上がってボールを投げました。投げたボールは見事的に命中。そのあと3球投げました。ダイスケくんは満面の笑みで喜んで、ストラックアウトの景品をもらっていました。
その姿を見たご家族は涙を流されていました。ずっと病院から外出できなかったこと、リハビリでもなかなか立てずにいたこと、今までのいろんな思いが溢れているようでした。
病院のスタッフの人たち、ポケットサポートのスタッフ、ダイスケくんのご家族、みんなの思いがつながった瞬間でした。
子どもたちの願いを叶えるためにできること
子どもたちには無限の可能性があります。
子どもたちそれぞれの「行きたい」「やってみたい」という気持ちを病気という理由だけで奪ってはいけない。最後まで諦めることなく、できる限りの支援をしてあげたい。
長期の入院生活や辛い投薬、痛い治療をお母さんお父さんに迷惑かけれないと我慢している子どもたち。そんな子どもたちが少しだけでも子どもらしい夏祭りを思う存分楽しんで、笑顔になってほしい。そして保護者の方も、笑って楽しんでいる子どもたちの様子を見て安心してほしい。
また、今年も夏が始まります。
今回のチャリティーを通して、「いつも何か面白いことが必ずある」。そのメッセージをたくさんの支援者の皆さんに伝えながら、子どもたちのたくさんの夢や希望を詰め込んだ大きな大きな宝船を、みなさんと一緒に出航させていきたいと思います。
子どもたちのお手本となるよう私たちも目標達成に向けて絶対に諦めません。1週間という短いようで長いチャリティキャンペーンを、最後まで応援して頂ければ幸いです。
応援コメントをお待ちしています